徘徊というのは、認知症の症状の1つであり、当てもなく歩き回ることをいいます。 この徘徊は、本人なりに理由がある場合が多いですが、他者がそれを理解するのは困難なことも多いです。
徘徊は、精神不安定や不安の増長によって起き、身体的に障害のない場合は遠方まで歩いてしまうこともあり、事故につながる場合もあります。 また、無理に止めようとするとかえって興奮を増長させることが多く、対応には慎重を要します。
徘徊老人監視システムというのは、認知症のある高齢者がふと屋外に出てしまうのを監視し、介護者や家族などに通報する機器システムのことをいいます。
徘徊老人監視システムには、次のようなものがあります。 ■設置したセンサーで人の通行を感知する人感センサー型 ■シートを踏むことで人の動きを感知するシートセンサー型 ■認知症のある老人が身につけた小型の発信機電波を感知して探索するシステム